freee予約の無料プランでできることと個人事業主の導入チェック

タブレットで予約を確認する事業者とスマートフォンで予約する利用者、予約カレンダーのイラスト 業務効率化・SaaS

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DMやメールで予約を受けると、空き時間の案内、日時の確認、予定表への転記が重なりがちです。接客やレッスンの最中に返信できず、あとで同じ時間に予約が入っていたと気づくこともあるでしょう。

freee予約は、お客さまがWebページからサービスや日時を選んで予約できる仕組みです。個人で営むサロンや教室などの候補になりますが、無料で使える範囲、決済費用、予約枠の設定方法を確認してから導入することが大切です。

料金・機能の基準日:2026年10月12日。現在の無料Starterプランと、2027年からの新プランは別です。無料の予約件数上限が変更される予定もあるため、長期運用を考える方は後述の変更点も確認してください。

freee予約が役立つ場面と導入前に考えること

お客さまにメニューと空き時間を選んでもらいたい、一人で予約受付とサービス提供を担当している、電話や店頭の予約もまとめて確認したい場合に検討しやすいサービスです。予約者はアプリを入れず、ブラウザから予約ページを利用できます。基本的な仕組みは公式の運用開始ガイドで確認できます。

ただし、予定を共有することと、お客さまから予約を受け付けることは別の用途です。自分やチームの予定を確認できれば十分なら、今のカレンダー運用を続ける選択もあります。予定整理の基本はGoogleカレンダーの使い方、見せる範囲の調整はGoogleカレンダーの共有設定も参考にしてください。

複数の担当者や設備を同時に割り当てたい、毎回相談してから日時を決めたい場合は、必要な運用ができるかを先に確認しましょう。「予約システムを入れれば、あらゆる重複が自動で防げる」とは考えず、実際の受付方法に合わせて選びます。

現在の無料Starterと有料Businessの違い

2026年10月時点のStarterは、予約サイト作成、ネット予約、予約管理、予約・リマインドメールの自動送信などを利用できる無料プランです。現在は予約件数に上限がありません。Businessでは、顧客管理、追加質問、メール文面やロゴの変更などの機能が加わります。すべての機能が無料という意味ではありません。

現在の選択肢プラン料金確認する点
Starter0円現在の無料プラン。事前決済の費用は別
Businessの月払い月額3,980円(税込)月ごとの契約更新。12か月では47,760円
Businessの年払い年額38,160円(税込)年ごとの契約更新。月換算3,180円で、月払いの料金ではない

機能は公式の料金・機能比較、支払単位と税込金額は公式の年払い・月払い比較を参照してください。使う機能が決まるまでは年額だけで判断せず、必要性と契約期間を合わせて確認します。

Businessは解約するまで月ごと、年払いでは年ごとに定期課金されます。現在の無料プランへの切り替えは専用フォームで行うため、アプリを削除するだけで解約できるとは考えないでください。変更の適用時期や返金条件は、契約前に支払方法の案内と無料プランへの変更手順を確認しましょう。

2027年のプラン変更予定に注意する

公式では2027年1月からの新プランを告知しています。現在の無料Starterは新しい無料プランへ移行し、新体系のStarterは有料プランになります。同じ名前でも、現在と将来の無料範囲を混同しないようにしてください。

  • 新しい無料プランの予約上限は月50件です。上限による新規受付停止は、2027年2月1日から適用される予定です。
  • 予約を受け付けた時点で数えるため、キャンセル・却下・未承認の予約も件数に含まれます。
  • 既存Businessは価格・機能を維持する案内ですが、無料プランには一部の機能制限が追加されます。

月に何件の予約を受け付けるか、キャンセルがどれくらいあるかも含めて見積もり、2027年の新プランの案内と照合しましょう。現在の「無料・件数無制限」が、そのままずっと続く前提で選ばないことが大切です。

事前決済は無料プランでも手数料がかかる

予約受付のプラン料金と、予約代金を受け取るための決済費用は別です。freee予約かんたんネット決済を使う場合は、全プラン共通で売上確定した予約金額の6%と、別途振込手数料250円が案内されています。利用には申請が必要です。

たとえば予約代金5,000円なら、6%部分は300円です。これは計算例で、振込手数料や有料プラン料金まで含めた総費用ではありません。少額の売上では入金が繰り越される場合もあるため、手数料だけでなく入金基準・時期も公式の決済案内で確認してください。

現地払い・銀行振込を選択した予約には、この事前決済の6%は発生しません。ただし、銀行自体の振込手数料などがすべて無料になるという意味ではありません。予約時に代金を受け取るか、サービス提供時に受け取るかを、キャンセル対応と合わせて決めましょう。

予約メニューを作る前に受付タイプを選ぶ

freee予約には自由受付タイプと事前設定タイプがあります。公式ヘルプでは、作成後にサービスタイプを変更できないと案内されています。サービス名や料金より先に、どのような時間の選び方にしたいかを決めておきます。

受付タイプ使い方の例重複への注意
自由受付営業時間内でお客さまに開始時間を選んでもらう個別サービス同時間帯の受付は1件。登録済みの予約時間は自動で受付不可になる
事前設定開催日時と定員を決めたレッスンやイベント別サービス間の同時間帯は自動で閉じない。共通の担当者や設備があるなら手動調整が必要

詳しくはサービスタイプの違いとダブルブッキング防止の注意点を確認してください。たとえば一人で二つのレッスンを担当するなら、別メニューの定員をそれぞれ1人にしただけで、時間の重複まで防げるとは限りません。

導入前に用意する情報と運用ルール

次の内容を短いメモにまとめると、設定時に迷いにくくなります。予約画面に何を表示するかと、店舗内だけで管理する情報を分けておきましょう。

準備するもの決めておく内容
ショップ情報名称、紹介文、連絡先、必要なアクセス案内
サービス内容メニュー、料金、所要時間、参加条件、定員
受付時間営業日、休業日、前後の準備・片付けを含めた時間
支払いとキャンセル支払方法、変更・キャンセルの連絡先、受付期限と対応
今ある予約電話・DM・店頭の予約、担当者、受付状況を更新する人

既存の予約は、予約システムを導入しただけで自動的に移るものではありません。電話やDMで受けた予約も管理画面へ追加する運用を決め、同じ予定を二重に登録しないよう照合します。しばらく旧台帳を残す場合は、どちらを最新の予約一覧として扱うかを一つに決めましょう。

予約のキャンセルとBusinessプランの解約は別の手続きです。通常の予約取消は店舗側で処理し、予約者自身が取り消す機能にはプランや設定などの条件があります。連絡先だけでなく、システム上の取消期限や返金処理も公式のキャンセル案内で確認しておきましょう。

予約ページにパスワードを付ける限定公開の設定はなく、URLが分かればアクセスできると公式ヘルプに記載されています。自宅住所や個人の連絡先などは、公開する必要がある範囲を検討してから入力し、公開後の見え方も確認してください。

小さく設定してから予約受付を始める

最初から全メニューを移すより、代表的なサービスを一つ作り、予約者と店舗側の両方から確認すると運用の問題を見つけやすくなります。準備の順序は次のように整理できます。

  1. 事業者側の利用環境を用意する。公式案内から登録を進め、ショップ名とプロフィールを設定します。パソコンでの管理範囲も確認します。
  2. サービスと受付時間を設定する。受付タイプ、所要時間、料金、定員、支払方法を決め、既存予約とぶつからないか照合します。
  3. ショップとサービスの公開状態を確認する。予約サイトだけを公開しても、受付対象のサービスがなければ予約できません。広くURLを案内する前に表示を確認します。
  4. 予約者目線でテストする。表示料金、日時、必要な入力、予約完了メールを確かめます。店舗側では予約一覧と通知に同じ内容が届くか確認します。
  5. 案内先を絞って受付を始める。開始日、予約URL、変更・キャンセルの連絡方法を伝え、電話やDMの予約も同じ一覧へ追加する運用を続けます。

事業者向けにはスマートフォンアプリに加え、Web版の予約管理機能があります。ただしアプリとすべて同じではなく、2026年9月の公式発表では、事前設定タイプのサービス作成などにアプリ限定機能が残ると説明されています。

公式のテスト予約ガイドでは、店舗側と予約者側に異なるメールアドレスを使うことを勧めています。テストのために事前決済を使う必要はありません。実際の支払いを伴う確認は、決済の申請・費用・キャンセル時の処理を把握してから行ってください。

導入前によくある疑問

お客さまにもアプリを入れてもらう必要があるか

予約者はブラウザから予約でき、アプリのインストールは不要です。一方、予約者情報の入力やアカウント作成の案内は予約画面で確認してください。「アプリ不要」と「会員登録不要」は同じ意味ではありません。

無料なら料金の確認は不要か

不要ではありません。現在のStarterのプラン料金は0円ですが、事前決済には手数料があります。2027年の無料プランの予約上限や機能制限も、継続利用の判断に関わります。

複数のメニューがあれば重複を自動で防げるか

受付タイプによります。特に事前設定タイプでは、別サービス間の重複防止がありません。共通の担当者、部屋、設備を使う場合は、予約枠を手動で調整するなどの運用が必要です。

料金と実際の受付方法を合わせて判断する

freee予約を検討するときは、無料という言葉だけでなく、予約件数、受付タイプ、決済方法、既存予約の管理方法を並べて考えましょう。今の運用で足りる部分は残し、返信や転記が負担になっている部分から見直すと、導入の目的をはっきりさせられます。

まずは必要なメニューと月間の受付件数を書き出し、freee予約の公式サイトと最新の料金・変更予定を確認してください。必要な機能と運用ルールが決まってから、契約や予約受付の開始へ進みましょう。

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